福島復興イベント「桃を食べて応援!観て応援!東京編」に参加して学んだ3つのこと
2015年8月17日(月)に第一ホテル東京 | 阪急阪神第一ホテルグループ にて行われた福島復興イベントに野菜ソムリエとして参加してきました。
このイベントは、私が所属している野菜ソムリエコミュニティTOKYOや、「野菜ソムリエの定休日食堂1号店」(https://www.facebook.com/t.k.b.shokudou)の仲間たちが主催した福島復興イベントです。「桃を食べて応援!観て応援!」というタイトル通り、福島の美味しい「桃」を食べて、福島で震災後に撮られた「映画」を観るというプログラム構成になってました。
桃を食べて応援!
福島を代表する品種「あかつき」や「川中島白桃」などが、フレンチシェフ・市川幸二氏の腕によって、お料理に!!大変身しました。フルコースで頂きました。
わかりますか?ピンク色のシートが桃です!
桃とヨーグルトの冷製スープ
桃とヨーグルトの組み合わせ!絶品です!!
大津産鹿ロース肉のポワレ、ポワビラードソース 温野菜と桃のカラメーゼ添え
桃の甘さがジビエのお肉を柔らかくしてくれてました。
桃のムースとコンポート グレープフルーツのジュレを添えて
締めくくりとして最高のデザートでした。
観て応援!
震災特に原発事故の放射能汚染に翻弄されながらも、前向きに生きていこうとする桃農家の家族を取り巻くお話で、主人公の高校生の少女が、大好きだったピアノに救われて成長していく過程が描かれてます。福島の美しい原風景と、素敵な音楽が映画をより一層引き立ててくれてます。
このイベントに参加して学んだ3つのことをまとめてみました。
1. 忘れないこと
忘れやすい日本人気質としては、なんか「震災」がすでに遠い過去の記憶になってしまていたりします。もちろん、私自身もそういう傾向があります。
今回上映された映画「物置のピアノ」は、20年以上にわたり皇室や宮家に桃を納めている福島県伊達郡桑折町(こおりまち)を舞台に実際に撮影が行われたので、映画が「フィクション」とは思えず、きっと福島県内のあちらこちらで、実際に起こっていたことなんだろうし、また、今もって翻弄されて、もがいている人々もまだまだいらっしゃるんだろうなと思うと、決して、震災を「過去」のこととして忘れてはいけないんだなと感じました。
2. 食して参加する
今回は、フレンチシェフが腕をふるってくれた料理を頂きましたが、私たちが手軽にできる復興支援として「食」することがあると思います。
放射線物質に対する不安は依然として残ってはいるのでしょうが、福島の生産者の方は、われわれ消費者の不安を少しでも取り除くために、真面目に真剣に、生産物への放射性物質検査を今の今でも続けております。もちろん、包み隠さず、その結果を公表しております。こちらで確認できます。
*「ふくしまの恵み安全対策協議会」https://fukumegu.org/ok/contents/
なので、私は自分のできる小ちゃな「復興支援活動」として、これからも「食べる」ことで支援活動に参加していきたいと思いました。
3. 伝える
復興イベントに参加して、「ちょっと私、良いことしちゃった。」で終わらせるだけではなくって、稚拙であっても(私の文章がすでに稚拙ですが・・・・💦)、そこで感じたことや思ったことを「伝える」ことの大事さを感じました。その事で、1人でも多くの方が「共感」してくれたら、「良いことしちゃった」と自己満足する以上の効果を発揮できると思いました。
復興イベントには、会津から駆けつけてくれた、ゆるきゃら「八重たん」も、一生懸命に「福島の桃、美味しいから食べてくなんしょ」とPRしておりましたー。
We are what we eat......私たちの体は食べるものからできています。
1日350グラムの野菜を食べましょう♪