東京タワー周辺はかつて生姜畑だった?
毎朝お参りに行く「芝大神宮」(東京・港区)。最近、気になることが2つあったので、調べてみることにしました。
「だらだら祭り」ってぐーだらな私のためのお祭り??
いえ、全く違います。名前はふざけているように聞こえますが、ちゃんと歴史のある「秋祭り」のことです。
「だらだら」の名前の由来は、9月11日~21日のなんと10日間に及ぶ長いお祭りのため、その期間の長さから「だらだら祭り」とも呼ばれるようになったようです。
ということで、残念ながら、私のような「ぐーだら」な人たちをお祝いしてくれるお祭りではありませんでした。残念。
最近、やたら生姜を見かけるんですが、何のため???
本殿近くに、生姜生産量日本一の高知県より献上された生姜が山のように積んであったり、絵馬も、期間限定風に「生姜」の絵のある絵馬があったりと・・・・。
何なの?この生姜は???と思ったところ、どうやら、この「だらだら祭り」と関係していたようです。
「だらだら祭り」は別名「生姜祭り」!
正式には「芝大神宮例大祭」ですが、「だらだら祭り」と言われたり「生姜祭り」と呼ばれたり。でも「何で生姜なのーーー?」と境内内をくまなく探していたところ、ありました!ヒントが!
生姜は、以前東京タワー飯倉の地に自生していた。9月のおまつりに市がたち、生姜を求めるその賑わいはすごく身体の強健になると言われた(本朝医薬伝)にある。
(宮司 談)
以前というのがいつのことかはわかりませんが、なんと!東京タワー周辺に生姜が「自生」していたそうです。生姜が育つ環境に必要な清流があったのでしょうか?と言っても、自生していたのは江戸東京野菜の「谷中生姜」のようです。
(コトバンクより引用)
とは言え、江戸時代には、東京タワー周辺は保水力のある肥沃な土壌で、谷中生姜が自生している自然多き場所だったのでしょうか?今では、その名残する感じることができませんが・・・・・。
生姜はかの昔、薬にも用いられていたことから「健康祈願」として「神明生姜」として奉納されてありました。
「谷中生姜」って、個人的にあまり馴染みのある野菜では無かったのですが、ちょっと試してみようかな。江戸っ子風に、お味噌をつけてガブリ。でも、なんか辛そう・・・・。