「ごぼう」セミナーに参加して学んだ3つのこと
先日(2015年3月4日)、野菜ソムリエ協会主催の勉強会に参加してきました。テーマは、「青森県十和田市プレゼンツ!根ほり葉ほり!ごぼうトーーーーーーク!」ということでテーマは「ごぼう」でした。
登壇者は、青森県十和田市農家の水尻(みずしり)さん、“JA十和田おいらせ”から杉山係長、斗澤課長、そして野菜ソムリエの松尾さん。
1. ごぼう収穫量第1位は青森!
平成24年度都道府県別ごぼう収穫量ランキングによると、
ごぼうのような「根菜類」は土の中で生育するので土壌の状態が、品質に大きく影響を与えると言われているそうです。ということで、青森県では、平成19年度より「日本一健康な土づくり運動」に取り組みはじめ、特に十和田市では、ミネラル分の豊富な土に、健康な野菜が育つという独自の栽培方法を取り入れた独自ブランド野菜「十和田おいらせミネラル野菜」(通称:TOM-VEGE(トムベジ))を栽培しているそうです。
2. 使用農薬量は必要最小限
野菜を食する生活者である私たちとしては、やはり農薬って不安なものですよね。できることなら農薬を使用して欲しくないなーという思いもありますが、生産者としては、虫や病原菌が蔓延してから大量の農薬を塗布せざるを得なくなる前に、必要最小限の農薬を止むを得ずに使っているんですという苦しい事情を説明してくれました。
現在は、以前に比べて、使用農薬や残留農薬の規制がかなり厳しく国から強いられていること、また情報開示もきちんとされるので、以前よりは、安心しても良いのかなとも感じました。
3. ごぼうを使った加工品は意外に多かった!
なんと、勉強会参加者全員に、水尻さんが栽培してくれた新鮮なごぼう、それから、ごぼう茶(”ごんぼちゃん”)とごぼうドレッシング(”十和田のごぼうたっぷりドレッシング”)がプレセントされました。
最近ではいろんな種類の加工品も増えているようで、例えば、これは、ごぼううどん
こちらは、 ごぼうしょこら
どれも美味しそう。
ごぼうの成分の8割は水分で、ビタミン類はあまり含まれていませんが、ただ、それを補ってあまるほどに食物繊維が豊富なのは良く知られているところです。食物繊維は、便や尿や汗といったいろいろな形で、体内の毒素を排泄してくれますので、血液が浄化され、肌も美しく保ってくれるデトックス!!の働きをしてくれます。ごぼうや、ごぼうの加工品をおいしく食べて、且つ、体内毒素を排泄できるお得感が嬉しいですね。
水尻さんは、一般の方向けにも「体験農家」を主催しているようです。詳細はこちらです。
【あおもりグリーン・ツーリズムガイド】十和田市農業体験連絡協議会
最近流行りの「グリーンツーリズム」。農業体験もしながら、採りたての新鮮野菜を食べるツアーというのもなんか楽しそうですね。私もぜひ機会があったら行ってみたいな。
We are what we eat......私たちの体は食べるものからできています。
1日350グラムの野菜を食べましょう♪