「フランス人は10着しか服を持たない」(大和書房)から学んだフランス人の「食」を楽しむ3つの姿勢
ここ最近で30万部 突破した話題の本を、読んでみました。
もともと、著者であるジェニファーL. スコットさんのブログ
「The Daily Connoisseur(暮らしの達人)」を元にまとめられた本のようです。
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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フランス人の「食」を楽しむ3つの姿勢
1. 「食事」を何よりも楽しむ姿勢
人間は少なくとも1日3食の食事を採ります。1年で・・・3食x365日=1,095食。それぞれの食事に最低30分を費やしていても、547時間も食事に費やしています。実は、人生の中で食事の時間て大きな割合を締めているのです。だからこそ、「おおいに楽しみましょう」、「心から楽しんで、喜びを感じながら、味わって頂きましょう」。これがフランス人が「食事」を何よりも楽しむ姿勢なのだそうです。
そういえば、最近、「食事」って楽しんでたかな・・・・?忙しい毎日に忙殺されて、食事を「心から楽しむ」ってこと忘れていたな・・・と自分に問いかけて反省をしてしまいました。
なによりも感動したのが、特に夕食を楽しむために、「間食を極力しない」という徹底ぶりでした。そのために、間食をしたくならないようなインテリア作りをもしているのです。そして、お腹をペッコペッコにして頂く夕食の「おいしさ」。それが、ここでいう、「夕食を心から楽しむ」姿勢に繋がるようです。
ちょっと小腹が空いたぐらいで、すぐにおやつを食べて、「なんかおやつでお腹いっぱいになってしまったから、今日は夕食いらないかなー」なんて言っている私は・・・・とても反省をしてしまいました。
2. 味わうことに集中する姿勢
これも、私には耳が痛い姿勢です。今日は旦那が留守だしー、FBしながら食べよう♪、スマフォで映画なんか観ながら食べちゃえー♪なんてやっている私・・・。
一度に二つのことをすれば、どちらもしくじることになる。
プブリリウス・シュルス(古代ローマの喜劇作家)
この格言が本の中で引用されているように、せっかく目の前にある美味しい野菜、肉や魚の色や香りを楽しまず、食欲をただ満たすために口に運ぶようでは、動物の「餌」と一緒になってしまいますよね。せっかく人間には、五感という素晴らしい能力が与えらているのだから、せめて、夕食ぐらい五感をフルに使って、食事を「味わう」姿勢を持ちたいものですよね。
3. 普段の生活に運動を気軽に取り入れる姿勢
私は水泳とサウナが好きで、毎週末スポーツジムに通う日々を送っておりますが、週末だけ運動すれば良いのでしょうか?この本ではフランス人が買い物や家事をしながら、日常生活の中で体を動かし、活動的に過ごす姿勢が紹介されていました。これって、やはり「食事」を楽しむ姿勢にも繋がるんでしょうね。
「このソースって太りそうだから食べるのやめておこう」といって敬遠することは無く、惜しみ無く食事を楽しむフランス人。恐らく彼女たちは、「食べるから運動をする」のではなく、「動くから食べる」ような気がしました。普段から活動的に動いていたら、自然と「食事」を楽しむ姿勢になりますものね。
まとめ
この本から学んだ姿勢っていうのは、実は昔の日本人が当たり前に持っていた姿勢なのではないかと思いました。ところが、ファーストフードに、コンビニ。便利で手軽に「食」を採ることができるようになった反面、私たちが忘れかけてしまった「大事なこと」を思い出させてくれる1冊でした。
We are what we eat......私たちの体は食べるものからできています。
1日350グラムの野菜を食べましょう♪